ギャンブルをやめて3ヶ月〜1年。判断力とお金はどう変わる?

ギャンブルをやめて3ヶ月近くになると、以前の賭け方を振り返る記録が出てくる。QuitMateの85日目の投稿には、こんな言葉があった。
「宝塚記念もなんとか回避。元々馬が好きだと思ってたけど、そうでもないことがわかりました。結局ギャンブルしたかっただけ」(85日目)
この人は、レースとの距離を置いて、自分が何を楽しみにしていたかを考え直している。3ヶ月、半年、1年と続けたいとき、日数に加えて見ておきたい変化だ。
ここで紹介する投稿は主に3ヶ月前後のものになる。これらを半年や1年の体験に読み替えることはできない。その先をどう過ごすか考えるための記録として読んでほしい。
お金の使い方を比べる
85日目に、定期券代をギャンブルに使わず支払えたと書いた人がいた。別の人は、友人からの借金を返し終えたと報告していた。
生活に必要なお金を残せることや、返済が進むことは、自分の明細でも確かめられる。以前と比べて、支払いを遅らせずに済んだか、生活費を借りずに用意できたかを見てみる。
借金が残っていると、賭けなかった日数ほどには暮らしが楽にならないこともある。返済が難しい場合は、一人で完済の計画を抱え込まず、法テラスの借金相談などを利用できる。
3ヶ月近くでも、行きたい人はいる
「85日経過しても、相変わらずパチ屋に行きたい気持ちがなくなることがありません。貯金があっても行きたいものは行きたいんです。それでも、またスリップを繰り返すのは絶対に嫌だから、今日もやりません」(85日目)
冒頭の投稿と同じ頃でも、こちらは行きたい気持ちが残っている。「3ヶ月で考えなくなり、半年で忘れる」という順序には当てはまらない。
別の85日目の投稿では、お金に余裕ができると「増やせたら」と考えてしまう、と書かれていた。落ち着いている間は気づきにくいが、給料や臨時収入で条件が変わることがある。
長くやめたことを理由に、利用制限やお金の管理を一度に元に戻す必要はない。今まで役立った対策が、今も必要かを一つずつ確かめたい。
半年、1年をどう振り返るか
ギャンブルをしなかった日数はわかりやすい。ただ、それだけでは、暮らしのどこが楽になったかまでは見えない。
月ごとに、仕事への影響、生活費、借金の状況、家族との約束、休日の過ごし方を振り返る方法がある。すべてを良くする目標にせず、今困っているものを一つ選ぶ。
たとえば「半年で完済」と決めていたのに間に合わなかったとしても、返済を遅らせず続けたことは記録に残せる。目標に届いたかだけでなく、続けられたことと、今の条件で見直すことを分けておきたい。
再び賭けた場合は、対策のどこを変えるか
賭けに戻ったときは、日数だけでなく、その日の状況を残す。お金が入った日か、誰かに誘われたか、眠れていたか、以前止めたサービスを再開していたか。
自分だけでは止めにくい状態が続くなら、依存症の相談窓口で話せる。相談のために「十分長くやめてから」「もう一度失敗してから」と待つ必要はない。
3週間〜1ヶ月の記事では、支払いと利用手段の見直しを紹介している。半年や1年を目指す途中でも、使えそうなものを確かめてみてほしい。
こちらもおすすめ
ギャンブル依存症とは?症状の振り返りと、治療・相談先
やめたいのに賭け続ける、生活や人間関係に影響が出る。ギャンブル依存症の主な特徴、診断とは別の振り返り用チェック、治療と家族相談の選択肢をまとめる。
ギャンブルをやめて1ヶ月。支払いと給料日の過ごし方を見直す
ギャンブルを3週間〜1ヶ月やめた人の記録から、支払いの変化や手元のお金が増えたときの迷いを読む。日数だけに頼らず、賭けにくい環境を整える方法も紹介。
ギャンブルをやめて2週間。お金と心の変化と「2週目の壁」
ギャンブルをやめて2週間。お金が減らない感覚と、休日にまた行きたくなる気持ち。「暇」と「給料日」にどう備えるかを、実際の投稿を手がかりに見ていく。
ギャンブルの悩みを、まだ誰にも相談できないとき
ギャンブルの問題を抱えていても、受診や家族への相談に踏み出しにくいことがある。治療を受けない回復の研究と、今から使える相談先を分けて考える。