ギャンブルをやめて1ヶ月。支払いと給料日の過ごし方を見直す
「後払い、キャリア決済の支払いが無いのは何年ぶりだろう。スマホ代が安くてビックリ(当たり前です)」(16日目)
QuitMateには、やめてから届いた請求を見て、以前との違いに気づいた人の投稿がある。毎日の財布では見えにくかった変化も、月単位の明細ならわかることがある。
3週間から1ヶ月の頃は、こうして支払いを振り返る機会になる。ただ、日数が増えれば自動的にお金の問題が片づくわけではない。残っている借金や、次にお金が入ったときの使い方も考える必要がある。

買えるようになったもの、まだ払えないもの
20日目の投稿には、魚を買って家族に海鮮丼を作った話があった。賭けていた頃には使えなかったお金を、食事に回せたという記録だ。
一方で、過去の支払いが残っていれば、賭けなくなっても家計はすぐに楽にはならない。今月の生活費、支払期限、借入先と残高を分けて書くと、何に困っているかを説明しやすくなる。
返済のために新しく借りることを急ぐ前に、法テラスの借金に関する案内などで相談先を確かめたい。借金をまとめれば解決する、と体験談だけから判断することはできない。
お金に余裕が出たときの迷い
「手持ちのお金に余裕ができるとギャンブル欲がすごい。ちょっとくらいなら…いつもよりトリガーは重いけど、指はかかってる…」(20日目)
支出が減るのは助かる。それによって、賭けに使えるお金も手元にある。この人は、そのときの気持ちを言葉にしている。
お金を持ったときに賭けたくなるなら、手元の金額が変わる日に備えたい。日数にかかわらず、給料や立替経費が入る日に同じことが起きるかもしれない。
使っていない端末やアカウントも見直す
賭けるためのアプリを消しても、ブラウザから開ける場合がある。現金を減らしても、別の入金手段が残っていることがある。
一度設定した対策を、今の使い方で確認してみる。使っていたサービスの利用停止や自己排除の仕組み、アクセスを制限するツールなど、どこまで防げるかを確認する。どれか一つを入れれば必ず止められるわけではないので、困ったときに話す相手や相談先も用意しておきたい。
依存症対策全国センターでは、精神保健福祉センターや保健所、医療機関などの相談窓口を案内している。詳しい準備はやめるための具体策でも扱っている。
1ヶ月の記録に、日数以外も残す
30日目には、生活習慣からギャンブルが抜けてきたと感じた人がいた。31日目には、賭けてしまって、次の目標を考え直した人もいた。
途中で賭けた場合も、前回から何が変わったかは調べられる。賭けずに過ごせた休日、断れた誘い、再び利用したアカウント。長く続いた日数だけを評価すると、こうした情報が残りにくい。
次の給料日までに変えることを一つ選ぶ。支払い用のお金の置き方でも、休日の過ごし方でもよい。2週間目の記録と比べながら、今も必要な対策を考えてみたい。
こちらもおすすめ
ギャンブル依存症とは?症状の振り返りと、治療・相談先
やめたいのに賭け続ける、生活や人間関係に影響が出る。ギャンブル依存症の主な特徴、診断とは別の振り返り用チェック、治療と家族相談の選択肢をまとめる。
ギャンブルをやめて3ヶ月〜1年。判断力とお金はどう変わる?
ギャンブルをやめて3ヶ月〜1年、判断やお金、生活はどう変わるのか。3ヶ月近くの投稿と、半年・1年に向けた生活の見直しを扱う。衝動が残ることも含め、長期のリアルを見ていく。
ギャンブルをやめて2週間。お金と心の変化と「2週目の壁」
ギャンブルをやめて2週間。お金が減らない感覚と、休日にまた行きたくなる気持ち。「暇」と「給料日」にどう備えるかを、実際の投稿を手がかりに見ていく。
ギャンブルの悩みを、まだ誰にも相談できないとき
ギャンブルの問題を抱えていても、受診や家族への相談に踏み出しにくいことがある。治療を受けない回復の研究と、今から使える相談先を分けて考える。