ギャンブルの悩みを、まだ誰にも相談できないとき
借金のことを話せば、家族との関係が変わってしまうかもしれない。病院に行くほどのことなのかもわからない。ギャンブルの問題を相談しようとすると、賭けそのもの以外にも気になることが出てくる。
受診していないから問題が小さいとも、誰にも話していないとも限らない。家族や友人に話している人、利用できる場所を探している人、自分でやめようとしている人がいる。

相談につながるまでの事情は、人によって違う
「病院に行ったら仕事を休むことになるのか」「家族に話さないと相談できないのか」。わからないことが多いと、問い合わせるだけでもためらう。受付に尋ねたいことを先に書いておくと、話し始めやすい。
自分の場合に引っかかっているものが、費用なのか、予約の取り方なのか、話すことへの抵抗なのかを分けると、最初に確認することが決まる。すぐに通院を決められなくても、相談窓口で利用方法を聞くところから始められる。
治療を受けずに回復した人の研究
Slutskeの2006年の研究は、米国の二つの全国調査を使い、病的賭博からの回復と治療を求めた経験を調べている。専門治療を受けずに問題が改善した人もいることを示す研究だ。
ここでいう自然回復は、何もせず待てばよいという意味ではない。生活環境や賭け方を変えたり、周囲の支えを得たりした可能性がある。自分も治療なしで回復できるかを、集団の割合から予測することは難しい。
最初の相談で、すべて説明しなくてもよい
「ギャンブルを減らしたいが、止められない」「生活費に使うお金まで賭けている」と、今困っていることから話せる。
依存症対策全国センターは、精神保健福祉センター、保健所、医療機関などの相談窓口を案内している。本人だけでなく、家族が相談できる窓口もある。近くの場所がわからなければ、地域の窓口に紹介先を聞く方法がある。
話す準備として、賭ける頻度、金額、支払いへの影響を大まかにメモしておくと伝えやすい。正確な家計簿ができるまで待つ必要はない。
借金と、賭けをやめる支援は並行して使う
支払いが難しい場合は、法テラスの借金相談の案内などで相談方法を確かめられる。ギャンブルをやめてから借金を相談する、という順番にしなくてもよい。
日々の過ごし方には、賭けへのアクセスを見直す具体策や、同じ経験を持つ仲間との支え合いもある。つらい気分や不眠が続いているなら、それも相談の内容に含めたい。
「相談したら何をしなければならないか」が不安なら、その不安を最初に伝えてよい。利用の条件を聞く一回も、今の状況を変えるための具体的な行動になる。
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