禁酒で白髪が減るって本当?髪・肌・見た目の変化を解説
禁酒したら白髪が減るのか。この記事で紹介する研究は、禁酒による白髪の改善を確認したものではない。
ストレスと白髪を調べた研究はある。ただ、ストレスで髪の色が変わることと、お酒をやめれば白髪が減ることは、別に確かめる必要がある。QuitMateの髪に関する体験談も、その区別をつけて読みたい。

白髪の研究は、禁酒を調べたものではない
髪の色には、毛包で色素を作るメラノサイトという細胞が関わる。2020年のZhangらの研究では、マウスでストレスによる交感神経の活性化が、メラノサイトを生み出す幹細胞の枯渇につながることが示された。
この結果は、ストレスが白髪に関わる仕組みの一つを説明している。飲酒している人を追跡した研究でも、禁酒の効果を試した研究でもない。「お酒をやめれば幹細胞が回復して黒髪に戻る」という説明には使えない。
2021年のRosenbergらの研究では、人の毛髪の一部で、白くなったあと再び色素が見られる変化と、生活上のストレスとの対応が調べられた。こちらも禁酒による白髪改善を確認したものではなく、頭全体の白髪が戻ると示したものでもない。
白髪の仕組みに関する研究があることと、禁酒が白髪対策になることを、つなげすぎないようにしたい。
抜け毛が減ったという投稿はある
QuitMateには、抜け毛の変化を感じた人の投稿がある。
「ここ数日抜け毛が減った!アルコールって…コワイ」(20日目)
「お酒を止めてから抜け毛が減り少しだけ痩せました」(65日目)
この二人が感じた変化は、白髪ではなく抜け毛だ。そして、投稿だけでは食生活や睡眠、治療など、ほかに変わった条件はわからない。
「20日目の人がいたから、2〜3週間で抜け毛が減る」と、期間の目安に置き換えることもできない。髪の量や抜け毛が気になるなら、いつから変わったか、ほかの体調の変化はないかを記録し、皮膚科で相談する材料にしたい。
肌やむくみの実感も、人によって違う
11日目に「浮腫がなくなって、肌がすこーし良くなった気がする」と書いた人もいた。本人にとって鏡でわかる変化は、続ける理由になりうる。
ただ、肌の調子は睡眠や食事、スキンケアなどにも左右される。同じ日数で変わらなくても、ほかの人の写真や投稿と比べて、禁酒が無駄だったと判断する必要はない。
見た目を記録するなら、同じ明るさ、同じ場所で写真を撮るなど、比較する条件を揃えるとわかりやすい。それでも写真だけで原因は決められないので、気になる症状が続く場合は診てもらう。
見た目を気にかけるようになった人もいる
312日目の投稿には、服や靴を買い替え、久しぶりに髪型を変えた話が書かれていた。
「お酒やめてから自分の見た目に関心を持つ様になったかも?コンタクトしてボロボロだった服や靴を買い替えたり、今日は久しぶりに髪型を思い切り変えた。断酒して約9ヶ月。表情も見た目も明るくなってる」(312日目)
服や靴を買い替え、髪型を変えた。自分の見た目に手をかけるようになったという、生活の変化が伝わってくる。
白髪の本数だけを禁酒の評価にするより、今、何に時間やお金を使えるようになったかも見ておきたい。3ヶ月以降の暮らしの変化では、その点をもう少し詳しく扱っている。
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