禁酒1週間で感じる変化。眠れない夜と、飲まなかった朝
禁酒を始めたのに、寝つきが悪くなった。翌朝もすっきりしない。そんな数日が続くと、飲まないほうが体にいいという話が遠く感じられる。
QuitMateに残る最初の1週間の投稿にも、不眠の話がある。一方で、数日後に朝の過ごしやすさを書いた人もいる。同じ日数でも、感じていることは揃わない。ここでは、その違いを含めて読んでいきたい。

最初の数日に、我慢で済ませてはいけない症状がある
「寝付きが悪い上に早くに目覚めてしまう。以前も仕事あるのに寝れないのがストレスで失敗したから、今度こそは!」(1日目)
寝不足のまま仕事に行くつらさは、翌日も飲まないと決めるうえで無視できない。睡眠をお酒に頼っていた人ほど、飲まない夜をどう過ごすかが切実になる。
ただし、不眠に加えて手の震えや発汗、吐き気がある場合は、アルコールの離脱症状かもしれない。日常的に多量に飲んでいた人や、過去に離脱症状があった人は、急にやめる前に医療機関へ相談してほしい。 幻覚、けいれん、強い混乱があるときは救急の対応が必要だ。NHSのアルコール使用障害の案内でも、離脱には医療の助けが必要な場合があると説明されている。
「まず3日だけ気合で乗り切る」と考えると、こうした症状まで我慢してしまう。飲まないための工夫と、症状を診てもらうことは、両方必要になりうる。
4〜5日目の投稿にあった、朝の変化
「今日も呑まないよう。朝が清々しい」(4日目)
「禁酒直後は不眠で辛かったけど、最近は気付いたら寝てます。良かったです。」(5日目)
この二人にとっては、朝の感覚や寝つきが変わったことが、禁酒を続ける手応えになっている。
飲酒すると眠りに入りやすく感じても、夜中に目が覚めたり、早朝に起きてしまったりすることがある。NIAAAの二日酔いの解説は、飲酒が睡眠を分断することを挙げている。二日酔いのない朝を経験して、前の睡眠との違いに気づくことはあるだろう。
だからといって、4日目に深い眠りが戻るとまでは言えない。この投稿の日付は、その人が変化を書いた日だ。全員に共通する回復の予定表にはならない。
1週間たっても、全部が整うわけではない
7日目の投稿には、こういう記録があった。
「盆踊りに参加して周りが酒を飲む中、我慢できた自分を褒めてやりたい。ただ、代わりに甘いもの食べすぎてしまった」
飲まなかったことと、甘いものを食べすぎたことが同じ日にある。体重や肌、睡眠まで一度に変わると期待していると、後半ばかりが気になるかもしれない。
最初の1週間を振り返るなら、飲酒以外にも、朝起きられたか、夕食を取れたか、仕事中の眠気はどうだったかを見ておくとよい。体重が減らなかった一方で、朝の支度は楽になった、という変化も拾える。
いつも飲んでいた時間をどう過ごすか
帰宅後すぐ冷蔵庫を開けるのか、夕食が終わってから飲むのか。まずは自分が飲み始める場面を一つ選んで、その時間の予定を変えてみる。
冷蔵庫に炭酸水を入れておく。帰ったら先に食事を取る。飲みたくなる時間に誰かと電話する。代わりの飲み物で落ち着く人もいれば、ノンアルコール飲料がかえってお酒を思い出させる人もいるので、使ってみて自分の反応を見る。
NIAAAの飲酒欲求への対処法も、欲求が起きる場面を把握して対応を用意する方法を紹介している。
記録は「今日は飲まなかった」だけでも始められる。余裕があれば、飲みたくなった時刻と、その前に何をしていたかを添える。翌日の同じ時間に備えるためのメモになる。
1週間たっても眠れない、体調が悪いという場合は、日数だけで判断せず相談してほしい。2週間前後の睡眠や食欲の変化については、別の記事で扱っている。
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